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4/15登美ヶ丘カレッジ第13回「自宅介護のキラッとエッセンス」を開催しました


 

4月15日(土)、奈良学園大学1号館1409教室にて、第13回登美ヶ丘カレッジを開催しました。
今回のテーマは「自宅介護のキラッとエッセンス」で、本学保健医療学部看護学科の佐藤郁代准教授が講師を務めました。

 


 

講座の前に本学の社会・国際連携センターである善野八千子センター長から、高い健康への意識と、どうすれば高齢期を幸せに暮らせるのかについて関心を持った参加者の皆様に向けて挨拶がありました。

講座では、はじめに日本における65歳以上人口の増減率と、家族類型や労働状況が紹介されました。高齢化が進むとともに単独世帯や夫婦のみで暮らす世帯が増え、労働を続ける人も増えているとのことです。また地域差にも注目し、奈良県での高齢者人口の推移や、奈良近隣府県での人口重心移動についても説明がありました。

 



 

続いて話題は「介護」に移りました。介護保険申請の流れについて、申請書への記入から主治医意見書の作成、介護認定審査会による審査など、各ステップについて紹介されました。調査項目については身体能力や認知能力など細かく定められており、介護の必要が認められた場合は要支援1・2と要介護1~5の段階に振り分けられます。その後、介助の方法や時間が設定されていくという流れです。

 

サービスを受けるにあたって、要介護者や要支援者の相談に乗り、ケアプランの作成や自治体・サービス事業者、施設などとの連絡調整を行うのが介護支援専門員(ケアマネジャー)です。ケアマネジャー業務の流れについても説明がありました。

 

終盤では、デイサービス施設内の風景ムービーを交えて紹介しました。また、「キラッとメッセージ」として、介助時の重心移動や姿勢のコツをお伝えしました。

講座の終了後、質疑応答の時間では、参加者の皆様から「要介護度の振れ幅について」や「8050問題と介護について」など、さまざまな質問が活発に上がっていました。

 

 

次回の登美ヶ丘カレッジは6月17日(土)に開催予定です。「生き方上手で健康長寿」をテーマに、保健医療学部リハビリテーション学科滝本幸治先生が講義を行います。「フレイル予防」に着目し、運動・栄養・社会参加の側面から健康長寿叶える生き方上手なヒントを紹介する予定です。

参加をお待ちしています。