ニュース

ニュース

第9回「平成26年度王寺町り~べるカレッジ」を開催しました

今回は、"シリーズ3「古(いにしえ)のこころ」の3回目を行い、『<日本の心の歌>~童謡・唱歌を歌い継ぐ~』をテーマに、本学人間教育学部の瀧明知恵子先生が講演しました。

はじめに、瀧明先生は心の歌である童謡・唱歌が、新指導要領で伝統文化の尊重から再び見直されていると現在の音楽教育について紹介し、「今日は誰もが親しんできた童謡・唱歌・わらべうたなど日本の心の歌について知り、一緒に歌いましょう」と語りました。

まず、わらべうたでは、大きく5つに分けられることを説明しました。遊ばせ遊び歌、遊び歌、自然や動植物に語りかける歌、年中行事に関する歌、子守唄など、大正時代に誕生した童謡と区別するため、わらべうたを「伝承童謡」、文学詩人の創作によるものを「文学童謡」と呼び分けるようになっている。と続けました。唱歌は、明治5年の学制の公布で小学校の授業の1科目として唱歌科が設けられ、教育に適切な音楽を求めて唱歌が作られ唱歌の教科書が3冊にまとめられて誕生したことに始まる。日本の伝統的な歌は音楽教育にはふさわしくないとされ、和洋折衷、徳育を目的として書かれたものや日本の風景・風俗・訓話などを歌ったものが多かった。現在は日本人の心象を描いたもの、多くの人々に愛唱されるものが教科書に残されている。

わらべうたでは「かごめかごめ」や「通りゃんせ」。唱歌の「虫の声」や「紅葉」、童謡の「夕焼け小焼け」を瀧明先生のピアノと本日瀧明先生のご友人で来てくださった生田流の箏の先生の篠原歌鶯さんのお箏の音色に合わせて情緒豊かに歌い上げました。瀧明先生は歌い上げるときの発声方法なども分かりやすく説明し、参加者みなが心ひとつに楽しく歌いました。
講義の中で瀧明先生は「現在の学校教育の現場の中でこそ歌を皆で歌う、合唱や合唱劇を通して心を通わせ、子供たちが仲良くなることが大切だ」と語りました。

参加者からは「発声の方法を学んでまた気持ちよく声を出せるようになって嬉しい」「懐かしい童謡とお箏の素晴らしい調に素敵な時間を過ごせました」との感想が寄せられました。

本年度の公開講座「り~べるカレッジ」は本日の瀧明先生の講義にて終了です。
次は公開シンポジウムとして11月8日(土)13時~16時15分「食と教育」を開催します。