ニュース

ニュース

奈良駅前大学(奈良県経済倶楽部共催)を開催しました

一般社団法人奈良県経済倶楽部と共催している奈良駅前大学で、本学の野口隆特別客員教授が、「地域振興・観光振興の新しい流れ」をテーマに講演しました。

野口特別客員教授は、京都大学経済学部を卒業後、大手電機メーカーなどを経て1983年に株式会社関西総合研究所を設立され代表取締役に、2005年には奈良産業大学教授に就任。また、著書も数多く各種地域団体など多方面でも活躍されています。

観光産業において従来型の観光イメージでは成り立たないと言われて久しいなか、講演で野口特別客員教授は、観光をテーマに地域活性化に成功した事例を挙げ、成功のポイントなどを紹介しました。さらに、地域にないものを新たに作り出して活性化に成功させた例も交えて、人任せにせず「本音で勝負することが重要」と続けました。

そして、地域振興(地域おこし)の取り組みとして、地域の方々が地元の魅力を再認識すること、参加することが大切と語りました。また、もてなす側の地域住民と、もてなされる側の観光客は対等な立場であると話し、お互いの交流が深まるほど観光交流人口(観光客)が増加する傾向にあり、さらなる観光振興につながると、例を挙げて説明しました。

最後に、地域と観光振興には経営学の知識と経営の経験が大いに役に立つと強調し、「経営を経験された皆様に、ぜひ、地域づくりに参加していただき盛り上げてほしい」と呼び掛けて講演を終えました。