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教職員のための夏季オープン講座を開催しました

平成26年度教職員のための夏季オープン講座は、幼・小・中・高とつながる学びをテーマに、音楽と科学の2講座を行いました。両講座とも、幼児が楽しみながら遊べる内容で、幼児に興味を持たせることにより、児童になると「なぜ?」という疑問に変わり、そして中学・高校生で科学的思考へと発展させられるように、各年代の学びにつながる子どもの知的好奇心を育成する指導方法などが伝えられました。

音楽の講座は、「心を育む歌唱・合唱指導―歌声ひびく学級づくり―」をテーマに、本学人間教育学部の瀧明知惠子講師が担当しました。瀧明講師は音楽科教育の在り方や学校教育全般を研究され、公立中学校長などを経て本学に入職。今回、体験談を交えて、よりよい学級づくりに音楽科を核にした教育活動の大切さを語り、合唱指導のポイントを紹介して、紹介呼吸法や発声法などの実践も行いました。

科学の講座は、「シャボン玉で遊ぼう―遊びから学びへ、科学的素地を養う―」をテーマに、同学部の土谷長子准教授が担当しました。土谷准教授は保育全般と子育て支援を研究され、私立短期大学准教授を経て今春から本学に入職。今回、子どもに人気のシャボン玉作りを通して、科学的な目を養うための様々なアプローチを紹介しました。水の性質によりシャボン玉ができること、洗剤と水の配分量の変化、洗濯のり、砂糖、グリセリンなどを加えることで割れにくいシャボン玉が作れること、及び、様々な形の道具を使って大きなシャボン玉を作る実践などをしました。

参加者の先生方から「多くのことを学ぶことができました」「久しぶりに生徒に戻った気分で授業を受けることができて、楽しかったです」「子どもにどのように指導したらいいか悩んでいましたが、今回の経験を活(い)かしたいです」などの感想が聞かれました。

暑い中、県内外から大勢の先生方にご参加いただき、ありがとうございました。