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[人間教育学部] NIEによる講義で朝日新聞社奈良総局の取材を受けました

新聞記事を教材に活用する(NIE)、人間教育学部対象の講義「教育原理」について、朝日新聞社奈良総局が取材してくださいました。

この「教育原理」の講義は、教員免許取得を目指す学生対象に実施しています。本学の中田正浩准教授が担当し、学生たちに教育に関する新聞記事から、現在起きている問題点を読み解かせ、他人の意見に耳を傾けながらも自身の意見を主張する力を身に付けられるよう取り組んでいます。中田准教授は堺市立小・中学校長や他大学でも教員を歴任して、今春から本学に着任しました。

今回のテーマは「学力調査の公表の是非について」で、朝日新聞と読売新聞の記事を中心に行われました。学生たちは数人のグループに分かれ、記事内容から「何がポイントなのか」を自分なりに考え、テーマに沿って賛成と反対の立場からディベートを行いました。次第に白熱し、制限時間になってもまとまらず中立の立場を取ったグループ、条件付きの公表で意見がまとまったグループなど様々でした。その後、各グループの代表が、討議の結果とその理由を発表しました。

中田准教授は「私はあえて結論を述べることはしません。学力調査の公表はやり方次第で、生きたり沈んだりすると考えられます。この授業は、学生自身で考えることが大きな目的です」と語りました。

また、記者の方からも感想をいただき、「答えのない白黒を付けるのが難しい問題です。これからも考えるということを止めずに、いい先生になってください」とエールをいただきました。