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第1回奈良学園大学ベースボールクリニックを開催しました

本学が、中学生たちの野球技術の向上とスポーツを楽しむ心を育てようと企画した『第1回奈良学園大学ベースボールクリニック』を、本学卒業生で中日ドラゴンズの山井大介投手と、現ブルペン捕手の吉田利一捕手、本学トレーナーで阪堺病院SCAの荒木和樹氏をお迎えして、三郷キャンパスで開催しました。あいにくの天候で野球部グラウンドを使用できず、体育館と室内練習場での実施となりましたが、県内外の中学2年・3年生の球児たち約50人が参加しました。

スポーツ交流館で行われた開会式では、西辻正副副学長のあいさつの後、講師陣が紹介され、荒木トレーナーによる中学生と指導者、保護者を対象とした『知っておきたい! 成長期の投球障害の知識と予防対策』をテーマとした講義が行われました。講義では、荒木トレーナーから成長期のトレーニング法を教わり、中学生たちは自分の体のセルフチェックを行いました。

続いて、体育館では荒木トレーナーによるウォーミングアップや体幹を鍛えるためのトレーニング指導が、室内練習場では山井選手による投球指導と吉田選手によるバッティング指導がスタート。約3時間かけた丁寧な指導に、観覧された保護者や指導者の皆さんから「プロの選手からこれほどしっかりとした指導が受けられるのは珍しい。とてもありがたいですね」といった声が聞かれました。

バッティング指導を受けた善利拳士郎くん(SK会・中学3年)は「吉田選手の指導はとてもわかりやすくて、勉強になりました」と話し、山井選手から投球方法のアドバイスを受けた富田幸生くん(香芝ボーイズ・中学3年)は、「現在、肘を痛めているのでとても参考になりました。将来はメジャーを目指せる選手になりたいです」と笑顔で答えてくれました。

クリニック終了後には質疑応答も行われ、中学生の質問に対して山井選手は「中学時代は、しっかり走りこんで体幹を作ること。そして高いレベルでプレーすることを意識して」と応え、吉田選手は「やると決めたら逃げないこと。負けない、あきらめない気持ちを持っていれば夢は達成できる」と力強いエールを送っていただきました。

最後に、サイン会が行われ、選手や観覧に訪れていた小学生たちとの記念撮影にも気軽に応じていただきました。

終了後に、山井選手は「中学時代は充実した技術指導が必要。自分のもっていることを、時間をかけて伝えることも大切なことだと思う。『今何をすべきか』という意識をもって努力してほしい。この中からプロ選手が生まれたらうれしい」と話し、また「自分たちが在籍していたころとは大学もずいぶんと変わったけれど、野球漬けだった学生時代を思い出しますね」と7年ぶりに訪れた母校を懐かしんでいました。

年末の慌ただしい中、指導してくださった講師の方々、ならびに参加してくださった選手、指導者、保護者の皆さまありがとうございました。