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北葛城郡教頭会研修会が本学で開催されました

1月23日、大学教育の現状と課題及び展望をテーマに、北葛城郡の小・中学校の教頭研修会が本学を会場に開催され、梶田叡一学長が教育講演を行いました。

はじめに、西辻正副副学長が、「奈良学園大学の教育理念」を紹介しました。中でも、単にテストの1点差を競うのではなく、これから社会で求められる人材を育成していくため、教育全般で必要なことと、学生に身に付けさせたいことを全教職員の共通認識としながら、教育の転換が必要であると語りました。

また、これまでの経験談を交えて学習指導要領にも触れ、「大学での学びも重視されている。学生が社会に出てもいい顔で自信を持ち活躍できるように育てたい」と続けました。

次に、三郷キャンパスの施設を見学していただきました。

最後に、梶田学長が「これからの日本の教育の展望と課題」をテーマに講演しました。梶田学長は最近の学校教育を取り巻く環境を危惧して、「教育とは、現場を大切にしなければならない」と強調。教育現場を知らない人が成果を重んじるあまりにスピード解決になるようなことがあっては怖いことだとして、「多様な現場の状況の思いや願い、意見をまとめ上げてほしい」と語りました。

そして、これからの日本の大学での学びの方向性は、課題解決学習と小・中学校ですでに行われているアクティブラーニングだと続けました。学生に、学んだことを現実で適用していく力と、クリエイティブなアイデアで勝負できる力を身に付けさせることが重要と締めくくりました。