2014年度特別聴講生『課題研究』発表会を行いました
本学国際交流提携校からの特別聴講生12人による『課題研究発表会』を行いました。
特別聴講生は1年間または半年間、日本語を学びながら本学の授業を受講してきました。この発表会は、授業と平行に担当教員の指導の下に進めてきた自ら決めた日本に関わりのあるテーマについての調査研究を、日本語で発表しました。
内容は、それぞれの視点による身近な内容から企業活動や歴史に関することまでと幅広く、様々な文献や資料から論拠となる事例を引用して日本と中国を比較し考察するなど、工夫された興味深いものばかりでした。発表後には熱心な質疑応答が行われ、各担当の指導教員から特別聴講生が取り組んできた姿勢などが伝えられました。
発表者とテーマは、次の通りです。
蘇州科技学院
黄麗花さん「日本人と花」
繆豫さん「日本の銭湯の歴史、現状と今後について」
祖韵昶さん「戦国武田家の研究~なぜ滅亡したのか~」
黒龍江東方学院
馬暁晴「日本老舗企業の特徴とその存続条件」
劉澤聡さん「日本人から見た三国志について」
李曼瑩さん「日本人におけるしつけ」
長江大学
張瑶さん「少年はなぜ非行に走るのか?」
羅穎さん「日中の敬語表現について~人称代名詞を中心に~」
華南理工大学
宋倓姝さん「日本ドラマ『フリーター、家を買う』から見る日本の雇用事情について」
三峡大学
任海霞さん「豊子愷(ほうしがい)の漫画と宮崎駿のアニメの比較」
陳璐さん「日本の学園におけるネットいじめについて」
蒲嘉さん「『ボーカロイド』が日中文化に与えた衝撃について」
最後に、国際交流センターの杵碕のり子センター長が「本日、先生方からいただいたアドバイスを参考にして更に研究を進め、新たな見解を見出してください」と挨拶しました。