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教職員のための夏季オープン講座を開催しました

平成27年度教職員のための夏季オープン講座が行いました。この講座は、大阪府教育委員会と奈良県教育委員会、そして本学の連携講座で、幼少中高および特別支援学校の教職員の方を対象に、教員のスキルアップと意欲の向上を目指して実施しています。

今回は、本学人間教育学部の瀧明知惠子講師が「心を育む歌唱・合唱指導 --歌声ひびく学級づくりⅡ--」と題した講義を行いました。瀧明先生は、20年以上にわたり音楽の教育現場を経験し、校長などを経て本学に入職しました。その豊富な現場経験を踏まえて、特に近年重要視される子どもたちの心づくりにおける音楽教育の重要性についてなどを伝えたあと、指導方法について実践的に講義をしました。

まず、遊びのなかで日本の伝統的な音楽に触れられる「わらべうた」の活用法について解説しました。今回の講義には、本学人間教育学部の学生も参加しましたが、「かごめかごめ」や「あんたがたどこさ」などを生徒に実演させながら指導法を紹介しました。その後、正しい腹式呼吸を促すための指導法、発声練習の方法、指揮法の基本を説いたあと、2部に分かれて「夏の思い出」を合唱しました。パート練習の際のリーダーや合唱の際の指揮は、実際に先生方に担当していただき、現場さながらのシチュエーションで瀧明先生が指導を行いました。最後に行った仕上げの合唱では、皆さまの美しい歌声が教室に響きました。

講義終了後、個別に瀧明講師に質問をされる姿も多く見られました。暑い中、県内外から多くの先生方にご参加いただきありがとうございました。また、伴奏等で美しい琴の調べを聞かせていただきました生田流筑紫会 箏曲・三絃教授飛梅司大師範・篠原歌鶯先生をはじめ、鶯美会の皆さまにも厚く御礼申し上げます。