第6回「平成27年度り~べるカレッジ」を開催しました
今回は『子どもと教育』を大きなテーマとして、本学人間教育学部の人間教育学部 松井典夫准教授が『子どもの安全を考える~地域防災の視点から~』について講演しました。
大阪教育大学附属池田小学校で教師をしていたという松井准教授。就職は、事件に遭遇した生徒が5年生・6年生になった頃でしたが、「勉強を教えるだけではなく、子どもの命を守ることが教師の仕事」との思いで子どもたちを見つめてきました。
子どもたちを危険にさらす「死角」には、空き家の増加などによる「場の死角」、コミュニケーション不足に起因する「地域住民の死角」、危機管理の訓練不足で起きる「学校教育の死角」の3つがあるとか。
また、事件には3つの原因があり、例えば香芝で発生した連れ去り事件では、「加害者」「トイレという目の届かない場」「危険を感じられなかった判断力」の三要素が原因だそうです。
子どもたちの命を守る「有効な」「本物の」安全教育とは、子どもたち自身に危険予知・回避力がつくような教育であることが学べた講演でした。
今年の王寺町り~べるカレッジは今回で最終となりますが、10月3日に登美ヶ丘キャンパスで、「子どもの声に耳を傾ける時間 ~子どもの世界観を分かち合うために~」を予定しております。気軽にお越しください。