「奈良県友好交流を担う次世代養成事業」成果報告会が催されました
奈良県は平成23年度に中国陕西省と韓国忠清南道と友好提携を締結。その後、さまざまな形で両省道との交流を図ってきました。その一環として平成25年度から国際交流に関心がある学生を、それぞれの国に一定期間派遣する「奈良県友好交流を担う次世代養成事業」を実施しています。
本年度も9月9日~13日に両省道への派遣を行い、本学からも人間教育学部1年生の酒井梨衣さんが中国陕西省を訪れました。
その成果報告会が11月1日(日)、奈良県文化会館(奈良市)において催されました。
主催者である奈良県国際課長の谷垣裕子氏の挨拶で始まった同会は、最初、本学を含む参加した6大学12名の学生(当日は2名欠席)による個人発表が行われました。
酒井さんは「百聞は一見に如かず」と、日本でマスコミなどを通じて感じていた中国の人々の暮らしや日本人への印象などのイメージが現地に行くと全く違っていたこと。また、真剣に自分の将来のビジョンを持って勉強している姿に刺激を受けて、漠然と抱いていた『教師になりたい』という夢を見つめなおすきっかけにもなったと発表しました。
その後、休憩を挟んでメンバーは4つのグループに分かれて、奈良県と両省道とのさらなる交流を促すためのアイデアを発表しました。
酒井さんは中国訪問のBチームの一員として「奈良県と陕西省との今後の友好交流に関する提言」というテーマを掲げ、友好を促進させるためには『できるだけ多くの人を巻き込む』、『国際理解教育をより推進する』などの方法が考えられると提案しました。
なお、同事業は次年度も行われ、酒井さんたちは、今後も「国際交流サポーター」として奈良県と両省道との交流の推進のために協力していく予定です。