第2回「けいはんな子ども天文クラブ〜星の光のふしぎ」を開催しました
11月7日(土)、奈良学園登美ヶ丘中学高等学校の地学実験室において、第2回目となる「けいはんな子ども天文クラブ〜星の光のふしぎ」を開催しました。この催しは、子どもたちに広く科学を学ぶ場を提供するK-SCAN(けいはんな科学コミュニケーション推進ネットワーク)が主催。K-SCANに関わる本学保健医療学部の嶋田理博准教授が講師を務め、奈良学園小学校の3・4年生をはじめ、周辺地域の児童とその保護者の方々も参加して全4回の講座が行われます。
今回は「分光器でいろいろな光を観察してみよう」と題し、前回参加者が各自で工作した手作り分光器を使って、水素やヘリウムなどさまざまな物質が発する光を観察しました。子どもたちは分光器で見た光を色鉛筆で描き出し、そのスペクトルがどんな物質にあたるのかを考えます。分光器の観察を通して回折格子が光を分解するしくみを知り、物質が発する光にはそれぞれ固有のスペクトルがあることなどを体験しながら学んでいきました。また嶋田先生が、花火やオーロラのさまざまな色も、光を発する物質の違いによることを説明すると、子どもたちは新しい発見に出合ったように頷いていました。
最後に教室の窓から外をのぞき、分光器を使って太陽のスペクトルを観察。分光器で見えた太陽スペクトルの観察記録を各自書いてくることが宿題として出されました。
次回の講座は、12月5日(土)13:00〜15:00に開催します。