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平成27年度「プロジェクト演習成果報告会」を開催

三郷キャンパスで1月23日、ビジネス学部による平成27年度「プロジェクト演習成果報告会」が開催され、各プロジェクトメンバーの4年次生が、この2年間に試行錯誤しながらも取り組んだ成果を報告しました。

本学部では3年次と4年次の2年間を通して、社会認識を深め課題探究により実践力を養うという、フィールドワーク型の学びのプロジェクト演習を実施しています。学生自身が興味のある専門分野を理論と実践により、少人数で検証する授業です。特に、地域の各種団体と学生が協同で取り組むなどして、学内だけでは得られない学びの経験を積んでいます。これらは自ら課題を見つけ問うという、仮説の検証から実証までの論理的思考による考究の過程を実践する課題探究と、その解決策を探るための知識活用を行うという教育プログラムです。

今回、河合学部長の挨拶のあと、プロジェクト演習の各チームが順に発表しました。発表は、奈良ストップ温暖化の会に団体入会して会員として活動に参加した「地域参画プロジェクト」、少年警察大学生ボランティアとして非行少年らの立ち直り支援に参加する「少年警察ボランティア」、大人をはじめ幼稚園児対象のスポーツ指導に参加する「スポーツ指導者養成」、関西の商店街を中心に奈良公園などで動画撮影をして、問題点を検証しつつ芸術性と実用性のある動画をサイトにアップする「流通革命と商店街」の4チームです。さらに、卒業論文について、「資産運用ライフプラン」「公務員養成」「企業と社会を考える」「スポーツレクリエーション」の各プロジェクト演習における成果発表も行われました。

各プロジェクトとも、目的とテーマ、活動内容、検証などが報告され、「活動で得た学びを今後に生かしたい」と話していました。なかでも、「少年警察ボランティア」プロジェクト演習では、非行少年少女たちがなぜ非行を繰り返すのか、どうすれば立ち直らせることができるのか、という部分にまで掘り下げ、各種研修会や少年少女との農業体験に参加した内容を通して、「心から少年たちと向き合い活動を行うことで、未来の犯罪の抑制につながるとことを学んだ」と発表。そして、「警察官が行っている活動を知ることができ、教職や保育士を目指している私たちによい経験を積ませてくれた」と感謝していました。