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特別聴講生「課題研究」発表会を開催しました

2月12日三郷キャンパスで、本学国際交流センターによる「特別聴講生課題研究発表会」が開催され、昨春に来学した特別聴講生10人が、担当教員の指導を受けながら、興味のあるテーマについて調査研究に取り組んだ成果を、また、昨秋に来学した特別聴講生3人が「日本留学」をテーマにしたレポートを、それぞれ流暢な日本語で披露しました。

はじめに、梶田叡一学長が挨拶し、続いて、特別聴講生が一人ひとり順に発表。スマホゲームやアニメから社会問題、さらに日本の古典文学にまでと、多様なテーマに取り組んだ興味深い内容が繰り広げられました。

児童虐待をテーマにした発表では、日本での児童虐待の特長を調査したうえで、中国における幼児誘拐と幼児(児童)虐待との関係性を、映画「最愛の子」を紹介して考察。世間の無関心と犯罪捜査の時間の縛りをなくせば防げるのでは、との結論を導き出しました。

最後に、同センター長の杵崎のり子教授が「授業を受けながらも、きちんと調査研究されていました。この研究をより深め、日本で学んだことを基に新たなことに挑戦していただきたい」と講評して締めくくりました。

なお、この研究発表の内容は、来月3月末までに論文集として発行する予定です。

発表された特別聴講生は次の13名です。

○蘇州科技学院
 曹智力さん「スマホゲームの流行している原因の探求」
 楊吉易さん「アニメによる文化伝達―深夜アニメの発展と展望―」
 段文斐さん「月に関するフィクションから見える人間のロマン性」
 袁菁さん「健康的な食行動と食事量へ 食べる習慣が及ぼす影響の日中比較」
 王葉妮さん「児童虐待について―日本を手がかりに中国の問題を考える―」
 周沫さん「販売促進に向けたキャラクター導入」
 施誌さん「神代も聞かず恋を語る―"ちはやぶる"に隠れた在原業平の感情―」
○黒龍江東方学院
 李媛さん「企業文化―日本と中国―」
 金銀姫さん「外来語の諸相と日本語教育」
○長江大学
 李培龍さん「日清戦争前後における清国からの留学生の動向について―清国留学生法政速成科から見えてきたもの―」
 張虹さん「レポート発表―私の夢は続いてゆく―」
 馮小麗さん「レポート発表―日本の印象―」
 李凡さん「レポート発表―日本での留学生活について―」