三郷町みんなでまちづくりを考える公開講座を開催しました
三郷町産官学地域活性化連絡協議会による「みんなでまちづくりを考える公開講座」の最終回(全6回)が、本学三郷キャンパスで開催されました。
同講座は本協議会コーディネータの上村修三氏(大阪市立大学都市研究プラザ 先端的都市研究拠店コーディネータ・特任研究員)をメイン講師に、奈良県南部を主拠点として活躍する地域プランナー・西久保智美氏もお迎えして、「三郷町が魅力的でおもしろくなるプラン(コミュニティビジネス)をつくる」をテーマに、三郷町在住・在勤者を対象に実施。参加者は全国の事例を学びながら夢のプランを形にしようと、4グループに分かれて事業計画書を作成しました。
また、今回は同協議会会長の森三郷町長に出席いただき、各グループの熱心な発表にそれぞれにコメントをいただきました。そして、よりよい三郷町に向けて、参加者の皆さんとの意見交流も行われるなど、充実した時間となりました。
発表者は、前回同様に4グループです。各班とも事業を起こすきっかけとなった身近な町の課題、その解決のために考え出された活動内容、コンセプト、財源などを様々な角度から掘り下げ、これまでよりもさらにわかりやすく、伝わりやすく工夫された内容が発表されました。各タイトルは、A班は、『天空信貴のほんまもんプロジェクト―蘇るゲストハウス谷屋敷―』。B班は、『コミュニティカフェ』。C班は、『移動式スーパー「三郷号」プロジェクト』。D班は、『たつた風の郷プロジェクト~奈良街道「竜田道」の魅力を伝える~』。どれも三郷町を熱く思う気持ちにあふれた内容ばかりで、今後、冊子にまとめる予定です。
森町長は「各プロジェクト内容とも、問題点をきっちりと捉え、解決するためのプロセスがしっかりし、財源もしっかりと考えられている。観光面、コミュニティ面とそれぞれから、幅広く調べられて素晴らしい。早く実現してほしい。三郷町の総合戦略ともタイアップしていければと思う」と講評されました。そして、三郷町が町制50周年を迎えるにあたり、竜田古道の復活を前向きに検討している最中であること、さらに、夢段階として町内にある竜田大社と古道、亀の瀬を含めて世界遺産登録を目指したいことを明らかにされ、「皆で頑張って、町を盛り上げていきたい」と語られました。