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2016年度 FD講演会「大学におけるアクティブラーニング」を開催しました

8月23日(火)三郷キャンパスにて、「大学におけるアクティブラーニング」をテーマに、京都大学高等教育研究開発推進センターの溝上慎一教授をお迎えして講演会を開催しました。

現在、高等教育の中で広く取り入れられてきている「アクティブラーニング」。
溝上教授はこれからの時代は大学でも高等教育からの流れを取り入れ、さらに必要な知識や能力を身につけ、社会へ繋がる教育の必要性を研究されています。

「アクティブラーニング」とは従来の一方的な知識伝達型講義を聴くという受動的学習だけでなく、(テーマに沿って)考える・書く・話す・発表する等、学生が能動的に取り組む学習のこと。こういった学習を通して社会へ出てからも自ら考え議論し提案するなど、競争の厳しい社会に出てからも通用する力を身につけることができるのです。

この日の講演会では、本学の先生方も実際に「アクティブラーニング」を体験。2人1組になり制限時間を設け、テーマに沿って考え議論しました。
その際に溝上教授からは授業で生徒の興味や関心を引き出すための工夫や、集中力を高め有意義な授業にするためのポイントなどもアドバイスいただきました。
「アクティブラーニング」体験の後は教授になられてからの、ご自身の失敗や苦しかった経験談を交えて、いかに学生の興味を引き出し、その後に繋がる有意義な授業ができるのか。それぞれの大学の学生に合った学習方法があり、その見極めの大切さを力強くお話ししてくださいました。

最後は深い繋がりのある梶田学長と溝上教授の会談で締めくくられました。当時、大阪大学大学院の院生だった溝上教授と教鞭を執られていた梶田学長との思い出話を交えつつ、今は同じ教育者として追求し研究を重ねているという、大変興味深いお話を聞けました。