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見えないものを見る力!小学生を対象とした科学遊び・学びの広場プロジェクト「色が変わる、まほうの水で描く世界」

~色が変わる まほうの水で 描く世界~

昨年度から実施している小学生を対象とした「科学あそび・学びの広場プロジェクト事業」は、奈良学園大学ボランティアサークルが主催となり、学生主体で運営している事業です。今年度の主テーマは、「見えないものを見る力」。

今回は、水溶液の性質による色の変化について学びました。リトマス紙に水溶液をつけると、レモン水(酸性)はピンク、せっけん水(弱アルカリ性)は緑、石灰水(アルカリ性)は青に変化します。その性質を利用して、台紙のリトマス紙に絵を描き、オリジナルのしおりも作りました。
綿棒の先に水溶液を付けてリトマス紙の色が変わったとき、参加していた子どもや保護者からは「お~!だんだん色が変わっていく!」や「水溶液によって変わる色が違うんだ!」などの驚きの声が上がりました。後半は、「あぶり焼き」を行いました。これは、レモン水で白紙に絵を描き、それを炙って絵を浮かびあがらせるというものです。レモン水で絵を描いている時は、どんな絵になっているのかは見えません。しかし、それを火で炙ることで絵がだんだんと浮かびあがってきます。子ども達にとっては、これも初体験だったようで、ゆっくりと浮かび上がってくる絵を興味津々に見つめていました。

今回で、今年度の「科学あそび・学びの広場プロジェクト事業」は最後になりました。参加者の中には、3回全ての事業に参加してくれている方もいて、学生の私たちも成功したと感じることのできる事業になりました。

ご参加いただいた小学生の皆さん、保護者の皆様方、ありがとうございました。

奈良学園大学ボランティアサークル
報告者:森高 千晶
(2017.1.21)