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「初釜お茶席」を行いました

1月20日(金)の午後4時30分から三郷キャンパス五号館の和室において、「初釜お茶席」を開催しました。茶の席には客人として森宏範三郷町町長、小城利重斑鳩町長をはじめ梶田叡一学長など学内学外関係者約30名の方々をお招きし、茶道部一同のお手並みを披露しました。

一年の始めに行われる初釜のお茶席。1月も下旬になったとは言え、お招きした客人から、「こういった改まった席でお茶のおもてなしを受けると、気分が一新して、改めて本格的に1年が始まった気になりますね」と言うような会話も聞こえて来ました。
茶席では、昨年に入部した1年生4人が中心となり、2年生3人が協力して、多くの方々をもてなしました。特に、先輩から「自分の力になるよ」と言われて立候補した半東(お茶の席で客人をもてなし、案内役を勤める人)の茶道部部員、河野真理さんの挨拶と、この日のお茶席に関する解説は、初々しくも、その一生懸命さから茶席の空気を和ませ、柔らかな雰囲気を醸し出していました。
半東からは、生けられた花や床に置かれた香合、結び柳のお話などについても分かりやすく解説されました。特に掛け軸に書かれた「春山(しゅんざん)」に関して、「『春山』には、新しい命が芽生える春と繊細な心を現しているという2つの意味があります。お茶にまつわることには、このように2つの意味を持っている物がたくさんあります」という解説には、客人一同、感心していました。

授業があったため参加できなかった3年生を除く参加した7名の茶道部員。その全員が茶道部に入部するまで、誰も茶道を体験したことがないという部員の言葉に、客人は皆さん驚かれていました。それだけ部員が日々、練習を積み重ねているということであり、十分なおもてなしが出来た証明と言えるのではないでしょうか。こうした評価は出席した客人の誰もが、きっと感じられただろうと思います。

「本日はありがとうございました。十分なおもてなしは出来ませんでしたが、お楽しみいただけたでしょうか」という言葉を絞めに、今年の年初めの茶の席は終了しました。