第1回り~べるカレッジ「和&輪コンサート」を開催しました。
今回のり~べるカレッジ特別企画「和&輪コンサート~歌い継ぐ日本の心の歌~」は昨年に続き2回目の開催で、王寺町と本学の共催で行われました。昔から親しまれてきた童謡や唱歌・抒情歌を通して、日本の伝統文化や美しい景観、思いやりの心を再発見していただくのが目的の一つ。本学人間教育学部の瀧明知恵子准教授がコーディネートし、昨年に引き続き、ホール収容人数270名を遥かに超える熱気の中で行われました。
開会では辻毅一郎学長から、「本学は地域社会との連携を重視しており、今後さらに力を入れるつもりです。」と挨拶がありました。コンサートは休憩を挟んで2部構成。「椰子の実」や「茶摘み」「あんたがたどこさ」といった懐かしい曲が次々に演奏され、美しい歌声が響き渡りました。
出演メンバーは筝曲アンサンブルちくし、声楽畑儀文さん、尺八川崎貴久さん、ヴァイオリン遠山千景さん、ピアノ山本麻代さん、奈良県立郡山高等学校合唱部、奈良県立生駒高等学校コーラス部、王寺ジュニア合唱団フェアリーベル、本大学の和の音楽サークルなど多彩な顔ぶれ。
日本的な箏や尺八にはじまり、歌唱や合唱、ピアノ伴奏にヴァイオリンのオブリガートも入る構成で行われました。
また、洋楽器と和楽器、歌唱のコラボレーションも披露。瀧明准教授は「初恋」など数曲を歌い、最後は客席の方たちへの感謝の言葉で締めくくりました。
来場していた本学生は、地域の方々に席を譲ってサイドに立ち、会場全体で歌う「ふるさと」などでコンサートを大いに盛り上げてくれました。「伸びやかな歌声に感動しました。今まで知らなかった曲を聴くことができたのも良かったです」と女子学生。「日本の心の歌」を通して、幅広い日本文化への関心が生まれることを願っています。「和の音楽の輪」「地域の和と輪」が広がり、世代を超えた楽しい交流があるコンサートでした。