「超高齢社会における生活支援に向けた地域産業創出を考える研究会」第7回講演会を開催しました。
第7回目の講演会「超高齢社会における生活支援に向けた地域産業創出を考える研究会」が6月27日(火)に奈良県社会福祉総合センター5階大会議室にて、公益財団法人関西文化学術研究都市推進機構主催、奈良学園大学保健医療学部共催により開催し、約60名の方々が参加されました。
同研究会は、高齢者の健康長寿支援活動や介護・看護・リハビリ支援などの現場の声(ニーズ)と大学や研究機関などの研究開発(シーズ)状況を知り、それによって「超高齢社会」に向けての新産業の芽が生まれるマッチング機会を設けることで、生まれた芽の育成支援を目的として開催しているものです。
今回は、畿央大学大学院健康科学研究科研究科長 金子章道 教授により「高齢者の視覚機能を維持するために~生理学的見地から~」と題したテーマで基調講演が行われました。
講演では、視覚機能障害について その種類、原因、対処法について、生理学的知見から解説がなされ、「iPS細胞」を用いた治療についても言及されました。
引き続き、ニーズ講演では 介護老人保健施設オークピア鹿芝副施設長の古川佳要子 氏から「食は生活の源『おいしく』を大切に」と題した講演を、また シーズ講演では、名阪食品株式会社そふまる工房係長 上田 稚子 氏により「やわらか食『そふまる』のご紹介」、セコム株式会社橿原支社長 辻 慎二 氏により「セコムの食事支援ロボット『マイスプーン』の紹介と高齢社会への取組み」と題した講演がなされました。
結びには、本学社会連携センター長の辻下守弘 教授により、本日の纏めと閉会の挨拶がなされ、講演会は無事に終了しました。