奈良県大学連合FD・SD研修会を開催しました
3月2日(金)本学10号館1033教室にて、「奈良県大学連合FD・SD研修会」を開催しました。本校の教職員をはじめ、県内の大学から教員や職員の方にお越しいただき、研修を行いました。
今回の研修は、株式会社ミライロに所属する岸田ひろ実先生を講師としてお招きし、、「現代に求められるユニバーサルデザイン」と題し行われました。
岸田先生は、これまでの人生で3つの大きな転機を経験して、現在は車いすで生活されており、日々の生活の中で感じること、海外に行ったときに気づいた日本との違いなどについて、体験談を話されました。
「歩けないからこそ、視点の位置が低いからこそ、できることがある」と考える岸田先生は、それを伝えることが使命だと話され、ゆくゆくは多くの人が、自分とは違う誰かのことを思いやり、適切な理解のもと行動する「ユニバーサルマナー」の精神を身に付けてほしいと語られました。
研修に参加された奈良教育大学の先生は、「障害や弱者について、当事者の方が経験に基づいて話されたので、説得力を感じました。また『無関心と過剰(な関心)』の話が出ましたが、私は無関心であるよりは、過剰なほうがいいと思いました」と感想を述べられていました。