天平行列に参加しました
5月3日(木)、本学の1年生が、平城宮跡にて「平城京天平祭」に参加しました。毎年、恒例の行事で、学生たちが貴族や女官などに扮し、歴代天皇と共に歩く「平城京天平行列」の一行に加わります。
前日、激しい雨が降り、開催が危ぶまれていましたが、幸いなことに天気は回復。淳仁天皇役の森一弘キャリアセンター長と、女官長役の大淵裕美先生に続いて、女官役の学生たちが、朱雀門を出発しました。あでやかな衣装を風になびかせ、ゆっくり、そろりそろりと足を進め、第一次朝堂院に到着。各天皇の一行が整列し、おごそかな空気が漂う中、平城遷都之詔(へいじょうせんとのみことのり)を聞き、雅楽に耳を傾けました。
「歩くスピードが遅いし、頭を下げて礼をする時間も長いので、昔の人は大変だったのだろうなと思いました」「昔の人の服装が想像していたより華やかだと思いました。キレイだけれど、着付けが大変でしたね」とそれぞれ、いにしえの人々に対する思いを抱いたようです。
また、森先生は「毎年、この日は新入生が天平文化にしっかり浸っていると感じます。将来、先生になったときに、その文化についてぜひ伝えて欲しいですね」と、大淵先生は「行事を通して、大勢の人の前を歩く経験をします。仕事で必要な人の前に立つ勇気が養われると思います」と話されました。奈良の豊かな歴史が心の成長を促します。