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リハビリテーション学科開設記念特別講座を開催しました

10月6日(土)、登美ヶ丘キャンパスにおいて2019年4月に保健医療学部リハビリテーション学科の開設を記念したイベントの一環として、講師にプロダクトデザイナーの村田智明先生をお招きし、「デザイン思考によるリハビリ・イノベーションの可能性」をテーマに特別公演が開催されました。

最初に辻毅一郎学長から「デザインという言葉の概念がさまざまな分野にも入ってきており、リハビリテーションにおいても、必要不可欠な要素となりつつあるようです」と挨拶がありました。
続いて学科長から「デザインは医療にも大きく関わりを持つようになっています」「持続可能な人間環境をつくっていくためのソーシャルデザインという観点からも、今日のご講演はとても興味深い内容です」とお話がありました。

村田先生は、デザイン開発が見栄えやイメージだけではなく、人の行為(ビヘイビア)に着目すべきであること。そしてそのためには「行為がスムーズになされるためにはどうあるべきか」を考慮しることがデザインを開発する上で大切であるとお話いただきました。
特にこの考え方は、リハビリテーションに関係するデザイン開発においては、「行為」という要素を抜きには考えられないことが示されました。
相手との接点(インターフェイス)や行為の先にある目的、それを取り巻く人や時空間、を徹底的に考えること。さらに対象者である患者や相談者などを、自分自身に置き換えることが大切であること。その上でデザインされるかどうかが重要であるとサジェスチョンいただきました。

村田先生の公演終了後、午後からは参加者の皆様に学内施設の見学ツアーが行われました。
また、午後からは作業療法士の華井明子先生をお招きし、「作業療法士という仕事の魅力と将来性」をテーマに特別公演が開催されました。