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見えないものを見る力!小学生を対象とした科学あそび・学びの広場プロジェクト 「おとのひみつをさぐってみよう!」

「あそび・学びの広場プロジェクト事業」は、奈良学園大学ボランティアサークルに所属する学生が主体となって運営しており、今年度で4年目を迎えます。今回は、国立開発法人量子科学技術研究開発機構関西光科学研究所・上席研究員の先生と共に力を合わせ、「おとのひみつをさぐってみよう!」をテーマに、音の性質について学習しました。

音についての説明をする前に、伝言ゲームやクイズを行い、「目に見えない音って、どうやって伝わっているのだろう?」と子ども達に問いかけてみることに。
親子工作では、ストロー笛作りを行い、子どもたちは実際に吹いてみて、「長い方が低くなる!!」と、長さの違うストローでは聞こえる音が異なることを学びました。音を出すことは少し難しそうでしたが、みんなで笛を吹く練習を楽しんでいた様子。
学びのゾーンでは、糸電話、エコーマイク、声コプターといった体験コーナーを設置し、音とは震動で伝わっていることを体験してもらいました。また、今回の企画の目玉は、2mの巨大パラボラを用いて、20m離れた人と会話ができるか?という実験です。子ども達が、パラボラに向かって小さな声で「すきなくだものはなにですか?」と問いかけると、20m先にいる子どもたちが、「いちごです」と答え、双方にはっきりと聞くことができ、子ども達は、聞こえた!!!と大喜び。音が反射するという仕組みも体験的に学ぶことに成功しました。

今回の事業で、子どもたちが音についていろんな疑問を持ち、面白さを感じてくれたことを学生一同うれしく思います。参加してくださった子どもたち、保護者の皆様方ありがとうございました。

奈良学園大学ボランティアサークルそらまめ
報告者:久場愛夏(1年)、薮ノ内晶穂(3年)