見えないものを見る力!小学生を対象とした科学あそび・学びの広場プロジェクト 「コレはホンモノ?さわってみよう鏡の不思議!」
「科学あそび・学びの広場プロジェクト事業」は、奈良学園大学ボランティアサークルに所属する学生が主体となって運営しており、今年度で4年目を迎えます。
今回は、国立開発法人量子科学技術研究開発機構関西光科学研究所・上席研究員の先生と共に力を合わせ、「コレはホンモノ?さわってみよう鏡の不思議」をテーマに、光の性質について学習しました。
子ども達に「なぜ、かがみにものがうつるのだろう?」と問うと、「なんでだろう!?考えたこともなかった!」とのこと。
鏡の仕組みと光の反射について、万華鏡も取り上げながら説明をしました。親子工作では、万華鏡と同じような仕組みでできるスライドミラースコープを製作。
スライドミラースコープは、筒の内側の4面にばらばらに描いてある絵を、ピラミッド型のミラーで見ると、映った絵が一つに合体して見えるというものです。
体験コーナーでは、イリュージョンスコープや浮かび上がる像のコーナーも設置しており、光の屈折で錯覚が起きていることも体験的に学びました。
また、音の性質を学ぶ体験コーナーも設置。
黒いビニールの上に塩を載せ、その塩に向かって声を発すると、音の振動で塩が動き始めます。
子ども達は、自分の声で塩が動く様子を見て、「高い声の方が、塩がもっと動く!」と発見してくれました。
第2回科学遊び・学びの広場プロジェクトにて制作した2mの巨大パラボラも大活躍!20m以上離れたところから、相互にパラボラに向かって会話をしました。
音は空気の振動で伝わっていること、また、パラボラの仕組みを用いて音を集めることができることを学びました。
今回の事業で、子どもたちが光と音について興味を持って頂けたこと、学生一同嬉しく思います。
参加してくださった子ども達、保護者の皆様方ありがとうございました。
奈良学園大学ボランティアサークル「そらまめ」
報告者:宮崎綾(1年)、薮ノ内晶穂(3年)