第3回科学遊び・学びの広場プロジェクトを開催(ボランティアサークル)
2/8(土)本学理科室にて、奈良学園大学ボランティアサークルが三郷北小学校の子ども・保護者様を対象に、第3回科学遊び・学びの広場プロジェクトを実施しました。
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「科学あそび・学びの広場プロジェクト事業」は、奈良学園大学ボランティアサークルに所属する学生が主体となって運営しており、今年度で5年目を迎えます。
今回は、「地層の不思議を探ってみよう!」をテーマとして、京都大学大学院 理学研究科 地球惑星科学専攻 地質学鉱物学教室の技術職員の方のご指導・ご協力のもと、地層のでき方や石の成り立ちを調べる方法について学びました。
身近な山である信貴山が、「どのような地層や岩石からできているのか?」では、深いところでできたマグマが、地表付近まであがってきてできたこと、また、ガーネットも含まれていることがわかりました。石を薄さ0.03ミリ(スギ花粉と同じ大きさ)に削ったものを偏光顕微鏡で見て、石の成り立ちや構造を調べる方法を教えてもらいました。
説明の後、奈良県桜井市針道大峠から採取した土から、「たからさがし」を実施!針道大峠の土には、黄鉄鉱が含まれています。
次々と出てくる立方体の「キラキラ」とした黄鉄鉱を発見した子ども達は、「あった~」と大騒ぎ。
次に、体験コーナーでは、①世界の鉱物・日本の鉱物、②奈良で発掘された鉱物、③化石・隕石コーナー、④ブラックライトで光る石、⑤火山の実験(マグマで固まった石も展示)の5つを設置しました。
展示品の中には、直径40㎝のアンモナイトの化石やモササウルスの歯の化石、ロシアに落ちた隕石の破片等があり、子ども達は、興味津々、見入っていました。
土を観察し・発掘するという「たからさがし」の楽しさや体験コーナーにおける実験や展示品を見て触ることを通して、子ども達が石そのものや地層に興味をもってくれたことと思います。
最後に、参加してくれた子どもたち、保護者様にお礼を申し上げます。
尾川涼夏(1回生)