リハビリテーション学科作業療法学専攻で分身ロボット「オリヒメ」の実習を行いました
7月20日(火)、共和メディカルグループ様にお越しいただき、リハビリテーション学科作業療法学専攻の学生が分身ロボット「オリヒメ」の操作を体験しました。
保健医療学部リハビリテーション学科作業療法学専攻の中島大貴助教から、従来から用いられている文字盤を使った方法や、「レッツ・チャット」、「eeyes」、「ルーシー」など、障がいのある方のためのコミュニケーションツールに関する説明がありました。
その後、従来型のツールから、今回、操作体験を行う「オリヒメ」は一歩進んで、寝たきりでもテレワークができ、カフェなどで他者にサービスが提供できるものであるとの説明がありました。
次に、共和メディカルグループ様より、分身ロボット「オリヒメ」の開発者の思いや、現在、共和メディカルグループの社員として、「オリヒメ」を使った接客業や講義などで活躍されているかたの紹介がありました。
いよいよ、共和メディカルグループ様の指導のもと、学生達が操作体験を行っていきます。操作はiPhoneのアプリで行います。
「オリヒメ」の良い点、活用場所、あったらいいなと思う機能についてのグループワークを行いました。
グループ発表では、「操作がスムーズなので、かわいい動きが表現できて、とても親しみやすい」、「声が出せるのでコールもできるし、ライブ観戦に使いたい」、「駅の案内など、声でできる仕事に活用するのが良いのではないか」などの活発な意見が学生達から出されました。
最後に、共和メディカルグループ様より「今後もオリヒメを使われているパイロットの人達とSNSでコミュニケーションをとっていただけたらうれしく思います」とのお言葉をいただきました。
今回の授業を担当した本学の飯塚教授と中島助教授からは、こういったツールの具体的な活用方法を患者さんに伝えるのが作業療法士として大切であり、この機会を大事に思ってほしいと話がありました。