春のオープンキャンパスを開催しました
3月20日(日)、登美ヶ丘キャンパスにて人間教育学部(人間教育学科)、保健医療学部(看護学科、リハビリテーション学科)のオープンキャンパスを開催しました。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、ご来場の皆様および関係者の健康と安全を考慮し、人数限定・事前予約制で実施しました。
令和4年度から登美ヶ丘キャンパスに移転する人間教育学部。
完成したばかりの新校舎では、人間教育学部中等音楽科の学生によるピアノ演奏で来場された皆様を出迎えました。
オープニングでは各学部ごとに学科説明、入試ガイダンス、学部長挨拶が行われました。
人間教育学部の森学部長からは、将来、教員を目指している皆様にむけて、「自分の伸びしろを信じ自分を磨き続ける先生になろう」とのエールが送られました。
リハビリテーション学科の学科説明では、理学療法士と作業療法士の違いなどについての説明がありました。
リハビリテーション学科では、在校生によるキャンパスライフの紹介に続いて、脳血流の変化を計測し、脳の活動状態を見る『NIRS(ニルス)』という装置を使って、ミニ講義が行われました。
手芸をすると認知症になりにくいと言われていることから、リハビリテーション学科学生に『NIRS(ニルス)』を装着してもらい、手芸をしている時に脳の血流がどのように変わるのかを、実際にオープンキャンパス参加者の皆様に見ていただき、作業療法の重要性について講義しました。
看護学科では、「看護におけるコミュニケーション論」についてのミニ講義が行われました。
講義では具体的に入院中の小児患者を想定し、看護師としてどのようにコミュニケーションをとるのが良いかを、オープンキャンパス参加者の皆様とともに考えました。
完成したばかりの人間教育学部の新校舎では、人間教育学部の在学生と教員によるキャンパスツアーが行われました。
1Fには、カフェのようなスペースもあるゆったりとした図書館があります。
教員からは、学生が希望する書籍を蔵書として置いてもらえるシステムなどについての説明がありました。
2Fは専門性を高める空間になっています。
調理室には、離れていても調理の様子がよくわかるミラーが設置されています。
小学校の教室を再現した空間では、在校生が小学校低学年の児童を対象に製作した年間行事予定表や、落ち葉やどんぐりの観察マップについて説明し、教育実習を行ったときの体験なども話しました。
ラーニングコモンズを中心とした3F/4Fは、学生・教員が常に学んでいる姿を共有し、いつでも誰かに相談、議論、聞き取り等が自然にできるように、開かれた空間に大きなテーブルが設置され、教室や研究室はガラス張りになっています。
リハビリテーション学科のキャンパスツアーでは、理学療法士の使う、筋力を回復させる超音波や、電気治療器などの物理療法機器の紹介、作業療法士の使う食事の際に手の力を補助する器具などを紹介しました。
看護学科のキャンパスツアーでは、実際の集中治療室(ICU)を再現した医療設備をはじめ、ヒューマンボディなど、充実した実習用の医療教材を紹介しました。
実際に看護師による正しい手洗い方法を体験していただけるコーナーも設けました。
小児看護学や在宅看護学など、分野別の看護の世界も見ていただきました。
そのほか、各学部ごとに受験や学生生活に関連する個別相談も設けました。
オープンキャンパスに参加された皆様は、教員の説明が優しくてわかりやすく設備が整っていて、将来の希望に向けて集中して勉強できそうだと感想を述べられていました。