研究室訪問

  • 人間教育
    学科

    • 教授
    • ハセガワ エイコ 長谷川 栄子
  • 中等国語専修 教授 長谷川 栄子(ハセガワ エイコ)

プロフィールを教えてください

  •  小学校で教諭や教頭、校長を務めたり、教育委員会で勤務したりした実務経験を生かして学生に指導しています。国語科教育に興味をもち、研究的に教育実践を続けてきたことが今日につながっています。
     本学に勤め始めて5年目。大学生が、教員を目指して4年間努力を続け、成長していく姿を観るのが何よりの喜びです。皆さんも本学で自己の成長を見つめ、仲間と共にやりがいのある教師という職業を目指してほしいと思います。

どんな研究をされているのですか?

  •  「学校図書館を活用した国語科教育」について研究しています。家庭で読書をしない児童・生徒が多い現状を踏まえて、学校で読書する機会を提供する必要があります。
     必然性をもち、興味のある資料や本を読むことができるよう国語科の単元を創意工夫して創造したいと考えます。
     また、情報活用能力の1つとして学校図書館を活用する力を育てていくことも求められています。資料や本との出会いが豊かな心を育むことを実感しているので、是非それを授業でお伝えしたいと思います。

今の研究分野に興味を持つきっかけやエピソードを教えてください

  •  今の研究分野に興味をもつきっかけとなった授業実践を紹介します。
     阪神淡路大震災後、6年生の児童と宮澤賢治の作品や震災の報道記事を多読し、子どもたちと共に「生きるとは」について考える国語科授業を創造しました。各自が、読んで考えたことを表現することを楽しみ、各自が1冊の本にまとめられたことに充実感を味わっていました。今でもその本を大切に持ってくれています。
     また、その考えたこと発展させ、学校の児童集会で寸劇と呼びかけで自分たちの考えを全校生に伝えた子どもたちの行動力は、忘れられません。
     このように、本との出会いが子どもたちの心を豊かにしてくれる国語科の授業を創造できるよう研究していきたいと考えています。
     

担当している授業の中の1つを紹介してください

  • 読書と豊かな人間性

読書と豊かな人間性はどんな授業ですか?

  •  学校図書館司書教諭の資格を取得するための授業です。学校図書館司書教諭として読書活動を児童生徒に実演して見せたり、指導したりする機会があります。絵本の読み聞かせやブックトーク、ビブリオバトル、図書の展示コーナー作り、情報活用能力を育む指導など実際に行ってみて、指導のポイントをつかみます。
     学生が各々興味をもつ作品は違うので、紹介を聞くと、読んでみようと意欲が湧き、読書の幅が広がります。また、読書方法の違いにも気づかされ、交流することは、とても面白いです。

趣味や特技など好きな休日の過ごし方などを教えてください

  •  ホットヨガにはまっています。ホットヨガのお勧めポイントを紹介しましょう。
     何と言っても1つ目は、歩かないのに走らないのに滝汗をかいて、やせることができることです。1年間で5kg痩せました。2つ目は、深い呼吸を通して、心を整え、前向きな気持ちになることができることです。3つ目は、体幹が鍛えられ、体のゆがみが整えられることです。機会があったら、ぜひ、体験してみてください。