研究室訪問

  • 人間教育
    学科

    • 教授
    • モリ カズヒロ 森 一弘
  • 小学校専修 教授 森 一弘(モリ カズヒロ)

プロフィールを教えてください

  • 1982年 兵庫県公立学校教諭に採用 芦屋市立朝日ヶ丘小学校に赴任
    1986年 メルボルン日本人学校教諭として文部省より派遣
    1989年 芦屋市立朝日ヶ丘小学校に戻る
    1991年 芦屋市立浜風小学校 転勤
    1992年 神戸大学教育学部附属住吉小学校 文部教官教諭に採用
    1998年 芦屋市立朝日ヶ丘小学校に戻る
    2004年 神戸大学発達科学部附属住吉小学校に戻る
    2014年 芦屋市立山手小学校に戻る 
    2015年 奈良学園大学人現教育学部 准教授に採用
    2020年 奈良学園大学人間教育学部長 現在に至る

     このように公立学校の小学校教員として長く勤務し、日本人学校でも勤務し在外子女教育についても学んできました。神戸大学附属小学校では、子どものための学校づくりを中心に、「学び合い深め合う授業」の研究を行ってきました。

どんな研究をされているのですか?

  •  こんな方法で指導すれば、子どもたちはきっと「わかり、できるようになる。」という方法論を研究してるのではありません。
     「子ども一人ひとりの学習への取り組み」を認めていく、言い換えれば、「一人ひとりの子どもに寄り添い、教師として、人として子どもたちとどう向き合っていくことが、その子どもをより良く導いていけるのか」ということを追究しています。
     子どもたちの、息づかい、表情、目つき、顔つきなどに着目して、子どもの可能性を引き出していく、そんな教育活動を一緒に探求しませんか。

今の研究分野に興味を持つきっかけやエピソードを教えてください

  •  子どもの主体性を大事にすると言いながら、評価は相変わらず、知識を問うテストが中心であり、どれだけ覚えているかという記憶量を評価にしている現実があります。また、じっくり考えている子どもの姿より、「ハイハイ」と言って活発に発言している子どもがより良い評価を得ている現実もあります。
     本当にこれで良いのかという「疑問」をもったのが研究の始まりです。子どもたちが本当に楽しい、気兼ねなく自分の思いを出すことができる、そして、「なるほど。」「こうすればいいのか。」「何かできそうな気がしてきた。」という思いになる教育活動を展開したいと考えました。

担当している授業の中の1つを紹介してください

  • 人間教育学

人間教育学はどんな授業ですか?

  • *人として他者に(子どもに)どう向き合うのか?
    *今、どう向き合っているのか?
    *自分と相手、そして周りの人々とどう接していくことが、社会の発展に寄与できる
     のか?
    *今自分自身が取り組まなければならないことは、何であるのか?

    人として自分の生きたかを問う内容です。「教育は人なり」という言葉があります。
    本学のスクールmottoである「人を支える人になる」を目指した授業であるとも言えます。

趣味や特技など好きな休日の過ごし方などを教えてください

  •  中・高時代は、「バレーボール」、大学時代は「競技スキー部」で活動しました。
    淡路島育ちなので、泳ぐことも好きで、大学時代のアルバイトはスイミングスクールのコーチをしていました。
     基本的には体を動かすことが好きです。
     今は、犬(チェリー)との散歩と料理作りが息抜きになっています。