人間教育
学科-
- 講師
- オチャンテ カルロス オチャンテ カルロス
プロフィールを教えてください
- 日本で20年以上生活しています。これまで日本語、英語とポルトガル語と母語であるスペイン語を使って仕事をしてきました。言語を操ることが得意のですが日本語がその中では一番苦労しました。現在奈良学園大学で主に日本語と英語で授業を行っています。またボランティア活動として海外支援や日本で生活している外国にルーツある子どもの教育サポートも行っています。子どもは二人いますが現在バイリンガル教育(日本語✖️スペイン語)に挑戦中。アウトドアが趣味で、登山、海、キャンプ、サイクリング、MTB、など好きです。南米アンデス民族の音楽も詳しいので色々な楽器を演奏しています。
どんな研究をされているのですか?
- いろんな言葉を操ることが得意ですが言語同士の共通点や違いにとても興味があります。言語は文化であると言われています。そして文化は知識でもある。現在のグローバル社会では多くの言語=文化が交差しています。皆が仲良く生活すれば多文化共生となりますが、それには異文化理解が不可欠になります。私の研究には「多文化共生」、「異文化理解」または「言語理解」など重要なキーワードになります。日本で20年以上生活した自分の体験には多くの文化的体験がありました。ゼロから日本語を覚え、文化に慣れることは難しい体験と言えます。それらの体験に基づいて現在、外国語(または文化)の習得にはどんな課題があるのかを調べたり、異文化理解するためにはどんな方法があるか調べたりしています。
今の研究分野に興味を持つきっかけやエピソードを教えてください
- 自分は来日した時に日本語も日本の文化についてほとんど何も知らなかった。つまりゼロから生活し始めました。必死に言語を覚える生活でしたが現在、不自由なく日本で生活できています。現在日本に世界中から人が訪れていますし、生活している人も増えています。日本は今後、多文化共生を目指して、異文化理解をこれまで以上に力を入れないと行けません。自分は体験してきたことを活かして、研究で今後の課題に向けて貢献したいと思っています。
担当している授業の中の1つを紹介してください
- 外国語科の指導法
外国語科の指導法はどんな授業ですか?
- この授業では外国語(英語)を小学校でどのように教えるかを学びます。目標は英語で授業をすることです。もちろん全て英語で授業を行うことが難しいため少しずつ英語で言えることを増やしながら、日常的な英語(クラスルームイングリッシュ)を使って授業を行っていきます。音声指導や読み書きだけでなく異文化理解の部分も大事にしながら実践的な外国語授業を学生にしています。初回の授業からゲームや歌など英語に慣れ親しむことで言語活動の実践に慣れ親しむことをしています。模擬授業ではチームワークしながら授業作り、実戦ではALT教員と担任教員の場面を考えたりしています。
趣味や特技など好きな休日の過ごし方などを教えてください
- 2015年に南米のアンデス山脈で1週間ほど4,000メータ以上の高さの山道でトレッキングして祖国のペルーに惚れ直しました。日本には高い山はありませんが子どもと登山を良くしています。ペルーではボランティア活動をしたり、日本で生活している外国住民のサポートもしています。