研究室訪問

  • 人間教育
    学科

    • 准教授
    • タカハシ チカコ 高橋 千香子
  • 乳幼児教育専修 准教授 高橋 千香子(タカハシ チカコ)

プロフィールを教えてください

  • 静岡県浜松市生まれの奈良県奈良市育ち。奈良が大好きです。
    大学で教育心理学、大学院修士課程で臨床心理学を学び、修了後は大阪府寝屋川市家庭児童相談室家庭相談員、奈良県公立中学校スクールカウンセラー、私立大学学生相談室カウンセラーなどを18年間勤めました。
    2013年より奈良文化女子短期大学幼児教育学科の専任講師、2019年より現在の奈良学園大学人間教育学部の乳幼児教育専修に所属し、おもに保育者をめざす学生の履修する科目を担当しています。
    臨床心理士、公認心理師で、みずがめ座、A型、左利き。
    学生からは「やさしい」とよく言われますが、単に「甘い」だけかも…。
    (写真は、ゼミの学生が描いてくれた似顔絵です!)

どんな研究をされているのですか?

  • 専門は「臨床心理学」で、人の心に生じる悩みや葛藤、それらに対する心理的援助について研究しています。臨床心理士として、長年、不登校や親子・家族関係にまつわる心理的な問題を抱えた子どものプレイセラピー(遊びを通じた心理療法)や保護者のカウンセリング等を行ってきた経験から、それらの心理的援助技術について、おもに精神分析的理解に基づくアプローチを研究しています。また、保育・教育領域の現代的課題である子ども虐待やいじめの問題も「関係性の病理」であり、精神分析学の知見が活かせると考えているところです。

今の研究分野に興味を持つきっかけやエピソードを教えてください

  • もともと人の話を聴くことが好きで、「人」に興味があり、心理学の道を選びました。でも大学生の頃は遊んでばかりいて、将来を考えることから完全に逃げていました。そのまま安易な気持ちで大学院を受験し、見事に不合格!そこで改めて自分に問い直し、やはりきちんと臨床心理を学び、将来の仕事にしたいと一念発起し、1年間浪人した後、別の大学院に何とか合格することができました。そこで初めて精神分析という学問領域を知り、また、真剣に心の臨床に向き合っている先生方や大学院の仲間に出会い、私も人の心について深く学び、悩みを抱えている人の役に立つ実践者になりたいと思うようになったのがきっかけです。

担当している授業の中の1つを紹介してください

  • 子ども家庭支援の心理学

子ども家庭支援の心理学はどんな授業ですか?

  • 保育士になるためのカリキュラムに設定されている科目で、人の生涯発達(人間は生涯、発達するという考え方)や、家族・家庭のもつ意義や機能、役割について深く学びます。基本的には座学ですが、自分自身の幼少期から現在までを心理学的に振り返ったり、家族の機能や役割についてグループで話し合ったり、家族の問題を背景にもつ子どもの事例を相互に検討したりしながら、自己理解を深めるとともに、将来の保育者として有しておくべき子どもや家庭・家族についての心理学的知識や思考力を養います。です)

趣味や特技など好きな休日の過ごし方などを教えてください

  • 休日は、時々家族や友人と食事や飲みに出かけたり、車の運転が好きなのでドライブに出かけたりしますが、基本的には家でだらだらと過ごすことが多いです。出かける時は、神社仏閣など、緑や自然の多い場所が好きです(落ち着きます)。小旅行も好きで、結婚以来、年に1~2回、夫と「都道府県庁めぐり」旅行をしています。全国の庁舎前で写真を撮るというミッションで、だいたい半分ぐらい達成しました。
    (写真は、少しわかりづらいですが、2024年7月に行った「徳島県庁」前です)