研究室訪問

  • 看護
    学科

    • 講師
    • ハヤシ アヤコ 林 文子
  • 乳幼児教育専修 講師 林 文子(ハヤシ アヤコ)

プロフィールを教えてください

  • 私は看護師として勤め、少しの間子育てに専念していた時期を経て、そこから教員になりました。看護師としては、手術する患者さんばかりいる忙しい職場で3年、その後は新生児集中治療室や小児病棟、外来や訪問看護の部門など、合わせると約15年程の勤務になります。教員になったのはきっかけがあり卒業校から、教員を探しているときいて、お手伝いのつもりで始めたことです。それが13年ほど経ち、今では本職になっています。

どんな研究をされているのですか?

  • メインの研究は、家庭でホームケア(子どもの病気のケア)をする親への支援に関することです。
    子どものよくある病気やケガなどに対処するのは、主に養育者である親の役割ですが、ある日から親になったからといって、その力を元々持ち合わせていませんし、なかなか上手くできることでもありません。親自身の様々な経験や医療の支援などを通して、身につけていくものと考えています。その過程(プロセス)を医療者が理解して、親になった方々へのよりよい支援ができるようにするための研究をしています。

今の研究分野に興味を持つきっかけやエピソードを教えてください

  • 全国の都道府県に厚労省が設置している、子ども医療相談(#8000)事業を聞いたことありませんか?
    子どもは急に熱をだすような病気をしたり、頭を打つなどのケガをすることがあります。そんな時、親はどうしたらいいのか、大丈夫だろうかと不安になったり、夜中になって慌てて救急病院にかけつけたりします。親にしてみれば自分のことではなく、子どものことなので不安になるのは当然です。現に救急病院の受領率は子どもがもっとも多いという結果が示されていて、これは医療の課題の一つになっています。
    そのような時の親の相談を受けているのが#8000ですが、私は相談員として長い間携わってきた経験があり、様々な親の相談に対応してきました。そこで医療者として、経験の少ない時期の親の悩みや不安を支え、子どもを健康に育てることの大切さを感じ、そこに役に立てることはないかと日々考えていたことです。

担当している授業の中の1つを紹介してください

  • 小児看護学実習

小児看護学実習はどんな授業ですか?

  • 小児看護学実習は、ズバリ、子どもへの看護を病院や施設で行う実践学習です。 看護の学習を始めて3年目の学生が、いよいよ実習と言われる学習に臨むわけですが、小児看護学では2週間の実習があり最初、保育園に行きます。健康に日常生活を送る子どもと接し、そのあと病院や施設に行って実習しています。 子どもと普段、接することがあまりないという学生がほとんどで、行く前はみんな緊張してしまいますが、保育園でかわいい園児さんが学生を歓迎してくれるので、すぐに学生は笑顔になっています。また子どもと同じ目線で一生懸命遊んだり様々な活動をともにして、過ごしています。そうして子どもからたくさんのことを学び、医療が必要な子どもにも一生懸命、看護するために頑張っています。子どもの看護には、いつも優しさと笑顔が大切だと、学生とともに学んでいます。

趣味や特技など好きな休日の過ごし方などを教えてください

  • 趣味と聞かれると、これと言ってないと思うのですが、しいていえば、自分の好きな過ごし方がいくつかあります。
    1番目に、愛犬がいて自宅ではいつも一緒に過ごし癒されています。
    2番目に、朝の洗面や入浴時、食事の時、何がしか音楽をかけていて、気分良くしています。TVもつけていますが、ほとんど見てない感じです。自宅にAlexaがいて、〇〇かけて〜 とお願いするとリクエストに見事に応えてくれて、最近では私の選曲パターンを理解してくれてるのかなと思うほどの活躍ぶりです。jazzやbossa novaが多いのですが、色々なタイプもありその時々に合わせた選曲ができて、便利です。
    3番目に、無類とはいかないですがコーヒー好きで、音楽を聴きながら、こだわりの時間を過ごすことが癒しになっています。ちなみにカフェマシーンやコーヒーを淹れる器具を何台も買い替えてしまってます。
    もうひとつ、愛車でのドライブも音楽をかけてこそですが、好きな時間です。最近はあまりその機会がないので、どこか遠出でもしたいなあ考えています。