看護
学科-
- 助教
- マツウラ ナオコ 松浦 尚子
プロフィールを教えてください
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私が今まで働いてきた中で、一番長いのは養護教諭(保健室の先生)です。
保健室で働いているときは、生徒一人一人が将来にわたって自分の健康を自分で守れるようにと願い日々保健室経営をしていました。保健室に来室する生徒だけでなく、すべての生徒が健康で過ごせるようにホームルームの時間などで様々な講演会、講習会を企画し健康について考えてもらいました。しかし、これでは私の声が届かないというもどかしさがあり、自分が教壇に立って自分の言葉で伝えていくために、教員の道を選択しました。
どんな研究をされているのですか?
- 今一番興味を持って研究しているのは,医療的ケアを受けている子どもたちが,よりよい学校生活を送るために学校看護師はどんなことが期待されていて,その期待に応えるために学校看護師は何をしたらいいのかということです。医療的ケアを受けている子どもは医療の発達により増えています。その子どもたちが当たり前に学校で教育を受けられることだけでなく,保護者の方も安心して学校に送り出せるようになってほしいと思っています。
今の研究分野に興味を持つきっかけやエピソードを教えてください
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きっかけは,重症心身障害児の病棟実習に行ったとき,この子どもたちの教育を受ける権利はどうなっているのだろうと疑問を持ったことです。
そして,学生が受け持たせていただいている子どもの養護学校に見学に行き,子どもが普段見せている反応と,学校で見せる反応の違いにびっくりしました。学校で専門の教員が授業をすることで,こんなにも違うのかと感動し,もっと長い時間学校生活を送ることで,もっと成長がみられるのではないかと思いました。しかし,現実は難しいことが分かり,研究をしていこうと思いました。
担当している授業の中の1つを紹介してください
- 看護技術の基礎Ⅰ
看護技術の基礎Ⅰはどんな授業ですか?
- 看護技術の基礎Ⅰは1年生の後期の授業で,対象者の日常生活を援助していくための授業です。授業と演習の組み合わせで行われます。その中で私はバイタルサイン測定の授業を担当しています。まずは「バイタルサインって何?」ということから「血圧って何?」「何のために血圧を測定するの?」等の学習と実際に血圧を正確に測定するための演習があります。この授業の後学生は,積極的に技術の練習をしています。看護師に少し近づいた気がする楽しい授業です。
趣味や特技など好きな休日の過ごし方などを教えてください
- 休みの日は,岩盤浴やスポーツ観戦,愛犬とのお出かけをすることで疲れを癒しています。