看護
学科-
- 教授
- ウエノ エイイチ 上野 栄一
プロフィールを教えてください
- 私は、看護師免許、医学博士を取得して、看護教育や研究に携わっています。臨床で精神看護、救急看護、内科での勤務経験があります。その後、大学教育(学部・大学院教育)で、精神看護学を中心に教育、研究をしております。
どんな研究をされているのですか?
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研究のテーマは、対人関係やコミュニケーション、そして生活習慣病に関する研究をしています。特に人の心をいかに捉えるかといった可視化をテーマにしてます。
具体的にいうと、医療職のストレスに関する研究をはじめ看護師と患者との関係について、質問紙、脳波などを用いて、共感的理解とは何かについて研究をしています。
また、看護師のコミュニケーション能力を測定する質問紙の開発をして、看護職のコミュニケーションの向上に箔立てています。なお、2024年8月には、日本看護研究学会学術集会を奈良で開催し、多く研究発表があります。多くのことを学び実践にいかすことが重要と考えています。
今の研究分野に興味を持つきっかけやエピソードを教えてください
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人の心をどのように、可視化するといったところに興味関心をもっています。
人はコミュニケーションをとりながら生活をしています。
共感的理解が大切とは言われていますが、そのメカニズムは明らかになっていません。特に人と人との共感については、なんとなくわかるのですが、その機序がわかっていません。少しでも解明できればと思い研究をしています。
また、看護研究には様々なデザインがあります。研究手法にも興味があります。研究手法をまとめた看護研究の書籍もあります。
担当している授業の中の1つを紹介してください
- カウンセリング論
カウンセリング論はどんな授業ですか?
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カウンセリング論はその名の通り、カウンセリングに関する授業です。
授業の内容については次の通りです。
カウンセリングマインドの視点をもって看護を実践できることをめざし、演習等も導入しながら、カウンセリング(心理療法)全般に関して、その基礎理論や面接技法について概説します。そして、カウンセリングで代表的なものとしてクライアント中心療法、芸術療法、精神分析療法、認知行動療法等をとりあげ、それぞれの技法のもつ特徴や基本的な人間理解の方法論を学びます。
趣味や特技など好きな休日の過ごし方などを教えてください
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音楽(クラシック)が好きですので、よく音楽会にに行きます。
モーツアルト、バッハをよく聴きます。音楽には物語があり、とても感動します。医療には音楽療法があります。患者さんのストレスを軽減する効果、免疫力を向上させる効果があります。このようなところも音楽の好きな理由です。