研究室訪問

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    • 教授
    • ハシモト マサシ 橋本 雅至
  • 理学療法学専攻 教授 橋本 雅至(ハシモト マサシ)

プロフィールを教えてください

  • 大阪の某高校を卒業して神戸大学に行きました。卒業後、理学療法士の資格を取り、大阪にある淀川キリスト教病院に就職しました。総合病院で多くの治療経験を得ました。理学療法士になって36年が経過しています。現在は大学での教員の仕事についていますが、常に2カ所での病院で診療も継続して行っています。臨床場面では、未だに多くの発見があり、常に経験の積み重ねが必須であると強く感じています。

どんな研究をされているのですか?

  • 主に整形外科領域の運動器・スポーツ傷害の理学療法について研究しています。中でも成長期の運動器傷害は、成長期の特徴やスポーツ環境など多くの要因が問題を引き起こしています。また、動作分析、バイオメカニクスの観点から運動器傷害、スポーツ傷害の要因を探り、その原因解決が再発予防にもつながることを重要視しています。研究において発見したこと、わかったことは常に臨床現場に還元し、治療結果を高めることに貢献しています。さらには、トップアスリートなどの一般スポーツ競技だけではなく、障がい者のスポーツ活動にも関わり、障がい者特有の身体状況を把握した上で、どのようなトレーニングやコンディショニングな必要であるかを探っています。

今の研究分野に興味を持つきっかけやエピソードを教えてください

  • 「理学療法士は医療職であり、治療を行う職業である」と恩師から教えをいただき、理学療法士になって以来、臨床現場を大切にして学生教育に当たることを忘れないようにしています。
    患者さんやスポーツ選手をできるだけよい状態ですること、きちんと原因解決して再発させないこと、そのために理学療法士としてできることは何か?常に考えて研究と臨床実践を行っています。患者さんやスポーツ選手に喜んでもらうためには何が一番大切か、を常に考えています。

担当している授業の中の1つを紹介してください

  • 筋骨格障害理学療法学

筋骨格障害理学療法学はどんな授業ですか?

  • 運動器傷害(整形外科領域)に対する理学療法を教える科目です。

    特に運動療法を中心に、その考え方や実技上の注意点、考慮点を学びます。頭で理解しているだけでは実践できません。この科目は実技試験もあります。

    学生の多くは、実技の練習過程で徐々に上手になっていきます。学生は、覚えるのではなく、ノートなどにまとめながら、理解すること、自分の手足、体を動かして繰り返し実技練習することで技術を体得することが大切です。

趣味や特技など好きな休日の過ごし方などを教えてください

  • バイクのメンテナンスを自分で行います。古いバイクですので、仕組みは意外と単純です。電子部品はほとんどありません(全くない)。家には、ミリサイズ、インチサイズの工具がそろっています。わからないことは、積極的によく知っている人に聞きます。1988年式のバイクで私が理学療法士になったときと同じバイクで、付き合いも長いです。