リハビリ
テーション
学科-
- 教授
- キムラ ダイスケ 木村 大介
プロフィールを教えてください
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私は、身体障害や認知症のある方々への作業療法を専門とする作業療法士です。リハビリテーションの現場では、「その人らしく生きること」を支える作業療法の力を日々感じています。作業療法士には、目の前の人や課題に対して、前向きに・主体的に取り組む姿勢がとても大切です。
作業療法は、机の上の勉強だけでなく、人との関わりや実際の経験から多くを学ぶ専門職です。これから作業療法を学ぼうとする皆さんと、一緒に考え、悩み、成長していけることを楽しみにしています。
どんな研究をされているのですか?
- 研究分野は認知症の方の行動パターンを分析する研究を行っています。ウェアラブル端末を用いて対象者の位置情報を獲得し、そのデータを解析して認知症の方の行動をパターン化することを試みています。
今の研究分野に興味を持つきっかけやエピソードを教えてください
- 認知症の方は、認知症の症状もあり、私たちの想定を超える行動をとってしまいます。「何でこんなことをするのだろう」と考えてもなかなか認知症の方の行動は理解できません。しかし、認知症の方も一定の行動パターンがあるのならば、それを知ることで行動を予測することができます。認知症の方の行動が予測できれば、私たちも怒ることなく、落ち着いて認知症の方の行動に寄り添うことができるようになります。そのためには、認知症の方の行動がパターンに分類できることを証明し、行動パターンを得示さなければなりません。それがこの研究を始めたきっかけになったと考えています。
担当している授業の中の1つを紹介してください
- 身体障害作業療法治療学Ⅰ
身体障害作業療法治療学Ⅰはどんな授業ですか?
- 作業療法士は、病気やけがで身体に障害を負った人が、ふたたび自分らしい生活を送れるよう支援するリハビリの専門職です。この講義では、脳卒中や事故などで手足が動かしづらくなった方が、どのように日常生活を取り戻していくのかを、実際のリハビリ内容や道具の工夫を交えて紹介します。体験活動も交えながら、「人の“できる”を支える仕事」の魅力ややりがいについて、高校生にもわかりやすく解説します。
趣味や特技など好きな休日の過ごし方などを教えてください
- 身体を動かすことが基本的に好きですので、ジョギングやロードバイクに乗ったり、またはゴルフを楽しんだりしています。
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