自助具製作実習が行われました(保健医療学部リハビリテーション学科作業療法専攻)
11/30に作業療法専攻3年生を対象に「奈良県自助具の部屋」のご協力にて自助具製作実習が行われました。
自助具は食事など日常生活において障害などにより困難な場合に、これを可能にする用具として考案・製作されるものです。
作業療法士は自助具を障害の状況を見て、自助具の適合する役割を担っています。
自助具は市販されているものもありますが、対象者に適応できない場合は簡易な素材を用いて微調整する場合もあり、工作技術や材料に関する知識などが求められます。
自助具製作実習では、このような自助具の製作を通して工作技術を学んでいます。
今回はボランティア団体「奈良県自助具の部屋」のメンバーの方にご指導をいただき、アクリル樹脂の加工技術について学び、手指の機能が失われた方にも書字を可能にする「マウス型筆記エイド」を製作しました。
アクリルは硬質でカラフルな美しいプラスチックですが、切り出した跡の切断面の処理や曲線に熱変形させたりするには、やや専門的な工作技術が必要になります。
学生さんたちは悪戦苦闘のひと時となりました。
保健医療学部リハビリテーション学科作業療法専攻