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高校生が大学での学びに触れる「アカデミックインターンシップ」を開催しました

7月19日(水)、奈良県立香芝高等学校と高取国際高等学校の1~3年生が本学のアカデミックインターンシップに参加しました。大学での学びに触れ、将来の進路や夢について意識してもらうことを目的としたイベントです。

保健医療学部看護学科とリハビリテーション学科、人間教育学部の3グループに分かれ、大学の講義やキャンパスツアーなどを体験していただきました。

保健医療学部看護学科では、講義や演習を行いました。

「看護師とはどんな仕事をする人か」など基礎的な説明から始まり、演習「赤ちゃんの抱っこの方法」では赤ちゃんの人形教材に触れ、リアルな重さを体験しました。

    

演習「高齢者体験をしてみよう」では視界をさえぎる眼鏡やイヤーマフ、手袋などを装着し、高齢の方の感覚を疑似体験しました。

また、介護者役や観察者役となって、演習後に感想を述べ合いました。


「自分の声の大きさがわからない」(高齢者役)、「段差に困っていた」(観察者役)などの意見が挙がっていました。

最後は「思春期ってどんな時期?」としたミニ講義を行い、身体と心理的・社会的な発達のギャップを抱える思春期の特徴や、アイデンティティとモラトリアムなどの用語を解説しました。

保健医療学部リハビリテーション学科では、リハビリ実技体験や各研究室のゼミ体験を行いました。脳の働きを観察したり、熱・電気刺激治療を行う研究室を見学し、多彩な設備や研究分野を体感していただきました。

義肢装具室では腕に電極を取り付け、手を握ったり重りを支える動きを通して、筋肉の各部位の筋電図を観察しました。

本学学生のアンケート調査にご協力いただいたほか、学生の論文発表を見学するなど、学生との交流も行いました。

人間教育学部では「世の中は数学であふれている」をテーマに、「ファッションの数学」「しきつめ+多面体」などさまざまな講義を行いました。
「江戸時代に大流行した数学とは?」と題した講義では、最近京都府で発見された宅間流の古文書を読み解き、縦書きと漢字の記号で書かれた数学問題を解説しました。

また大学の講義体験では本学学生と一緒に、幾何に関する講義を受けていただきました。

最後は「世の中は数学であふれている~数学の楽しみ~」をテーマに講話を行い、パラボラアンテナや坂道など、身近に見つかる数学の問題についてお話ししました。

各学部学科の講義のほか、学食で昼食を食べるなど、大学らしい魅力をさまざまな面から体験していただく時間となりました。
本学で過ごした時間が、進路を考える一助となれば幸いです。