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JICA連携によるカンボジア安全教育導入プロジェクト 第2回現地活動を実施しました

奈良学園大学は、JICAとの連携により進めている「カンボジア王国プノンペンにおける学校コミュニティへの安全教育導入プロジェクト」において、第2回目となる現地活動を実施しました。

本プロジェクトは、カンボジア・プノンペン市のPreah Norodom小学校を拠点として、日本で培われた安全教育の知見を活かし、児童が自ら危険を予測し、回避する力を育成することを目的とした国際協力事業です。
今回の現地活動は、令和8年4月28日から5月6日までの期間で実施しました。
本学の松井典夫教授を中心とするプロジェクトチームがカンボジアを訪問し、カウンターパート校であるPreah Norodom小学校において、3年生の2つのクラスを対象に安全教育の授業実践を行いました。
授業では、児童に対して一方的に知識を伝えるのではなく、身近な場面をもとに「どのような危険があるか」「どのように行動すればよいか」を考えさせる探究型の学習方法を取り入れました。
また、現地教員に対しては、安全教育の考え方や授業の進め方に関するレクチャーを行うとともに、授業実践後には協議会を実施しました。協議会では、現地の教育環境や児童の実態を踏まえ、カンボジアの学校現場に適した安全教育プログラムとして発展させていくための意見交換が行われました。
さらに、プロジェクトの円滑な推進に向け、現地教育行政関係者との情報交換も行われました。
学校現場だけでなく、教育行政機関との連携を図ることで、安全教育を一つの学校での取組にとどめず、将来的にはより広く地域の学校教育に展開していくことを目指しています。
今回の活動を通じて、探究型の安全教育を現地に根付かせるためには、授業方法や教材内容をカンボジアの実情に合わせて丁寧に調整していく必要があることが確認されました。
一方で、現地の児童や教員、関係者の前向きな姿勢にも触れることができ、今後の展開に向けて大きな手応えを得る機会となりました。

次回の現地活動は、令和8年8月に予定しています。
奈良学園大学は、今後も本プロジェクトを通じて、カンボジアの子どもたちの安全意識の向上と、学校現場における安全教育の定着に貢献してまいります。
授業実践と現地教員との協議を重ねながら、持続可能な安全教育プログラムの構築を進めていきます。