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第三者評価懇談会を行いました

7 月 26 日(金)、奈良市・生駒市・三郷町の教育委員会、関西文化学術研究都市推進機構、および、登美ヶ丘地区自治連合会の代表の方々をお招きし、第三者評価懇談会を行いました。

 

 

この懇談会は、本学の教育研究活動をふり返り、自己点検結果をまとめた自己点検評価書に基づき、地域・産業界・学生・卒業生・後援会の皆様から第三者の視点でご意見をいただき、より良い大学運営につなげるために毎年開催しています。

今回は令和5年度の取組みについて、それぞれの視点からご意見をいただくこととしました。

 

 

学長挨拶と趣旨説明に続いて、奈良市・生駒市・三郷町の教育委員会の代表の方々からは、市町村の子育て支援センターなどが運営している公設のフリースクールや不登校の支援センターなどに、本学学生がボランティアとして参加してほしいとの要請がありました。年齢の近い学生のほうが子どもたちが心を開いて話ができ、学生の関わりが子どもたちに良い変化をもたらすと共に学生にとっても大きな学びとなることが期待されるとの意見が示されました。このことについて、本学人間教育学部長は、今後、さらに、学生の力を活かす場を地域に拡げていきたいと述べました。

また、奈良市在住の児童・生徒への夏休み中の本学図書館の開放に対して、奈良市教育委員会教育部長からお礼の言葉がありました。教育部長は、子どもたちにとって、大学キャンパスで過ごすことは、貴重な経験になり、また、登美ヶ丘地区から市立図書館は距離があるので、大変ありがたいと述べました。

関西文化学術研究都市推進機構の常務理事からは、2025 年大阪・関西万博と同時期に開催予定の「けいはんな万博」に向けてのお話がありま した。けいはんな万博については、けいはんな学研都市内に立地する他の研究機関との連携企画が進められていることにふれ、奈良学園大学には実践的な技術と先端技術をつなぎ、その相乗効果で地域の方々の生活と健康に還元するような役割を期待しているとのご意見をいただきました。

これについて本学大学院リハビリテーション学研究科長が、本学では地域住民の健康調査を継続して行っており、今後も地域住民の健康維持に貢献したいと述べました。

登美ヶ丘地区自治連合会会長からは、地域の要支援者のサポートについてアカデミックな支援により要支援者の漸減に期待したいとの意見がありました。

本学社会・国際連携センター長は本学の生涯学習講座である「登美ヶ丘カレッジ」の取組みについて、9月15日に地域の健康調査に取組む教員たちによる講演会を行うことを紹介し、参加を呼びかけました。

 

 

本学学生からは、すでに学生同士がアクティブラーニングなどで共に考える機会が多いが、他学科との交流でさらに新しい良い考えが生まれるのではないかという意見が出されました。また、これが多職種連携の学びとして有効だとの意見が卒業生からありました。

その他、様々な意見交換が、終始、和やかなムードの中、活発に行われました。大学は社会にどう貢献していくかという時代から、社会との相互作用で新しいものを生み出していくことが重要視される時代に入っています。
本日の懇談会は、その認識をあらためて確認する機会になりました。