リハビリテーション学科

リハビリテーション学研究科修了生の研究成果が国際学術誌「Journal of Engineering in Medicine」に掲載されました

2026年3月に修士課程を修了した本学大学院リハビリテーション学研究科第2期生・吉川桃代氏(現・研究生)らの研究成果が、国際学術誌「Proceedings of the Institution of Mechanical Engineers, Part H: Journal of Engineering in Medicine」(2026年5月27日付)に掲載されました。

吉川氏は、本学保健医療学部リハビリテーション学科を卒業後、そのまま本学大学院リハビリテーション学研究科に進学しました。在学中は奈良県内の病院に理学療法士として就職し、臨床業務と大学院での研究活動を並行して続けました。学部時代から抱いていた臨床上の疑問を、大学院で習得した研究手法によって追究するという一貫した姿勢で研究に取り組んだ結果、医工学分野において国際的に高い評価を受ける学術誌への論文掲載という成果を上げました。仕事と研究を高い次元で両立させた吉川氏の歩みは、本研究科が目指す「臨床と研究をつなぐ実践的研究者の育成」を体現するものです。

今回の研究では、ベッド上で頭部を60度挙上した姿勢において、神経筋電気刺激が仙骨部および坐骨部の接触圧に与える影響について検討しています。大殿筋への電気刺激により仙骨部の圧が低下し、さらに大殿筋とハムストリングスを組み合わせて刺激することで、坐骨部の圧も低下する可能性が示されました。これらの知見は、褥瘡予防をはじめとした臨床応用に向けた基礎的エビデンスとして、今後のさらなる研究の発展が期待されます。


【研究成果(掲載論文等)】
論文タイトル(英): Interface pressure reduction in the sacral and ischial regions during neuromuscular
electrical stimulation at 60° head-of-bed elevation
論文タイトル(和訳): 60度頭部挙上位における神経筋電気刺激時の仙骨部および坐骨部の接触圧低下
掲載誌: Proceedings of the Institution of Mechanical Engineers, Part H: Journal of Engineering in Medicine(First published online: May 27, 2026)
著者: 吉川 桃代 氏(筆頭著者・奈良学園大学大学院リハビリテーション学研究科第2期修了生、現・研究生)、他
DOI: https://doi.org/10.1177/09544119261452443