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けいはんな学研都市学第5回「国立国会図書館関西館の役割」の講義を行いました

 10月19日(木)、奈良学園大学1号館4階の大講義室にて、第5回けいはんな学研都市学「国立国会図書館関西館の役割」の講義を行いました。

講師は国立国会図書館関西館総務課の本田伸彰先生です。

 まず、「国立国会図書館とは」をテーマにお話をいただきました。

国立国会図書館は行政府ではなく、立法府に属する議会図書館として、国会の立法活動をサポートする図書館ということを教えていただきました。

 また、国立国会図書館は、今まで発行されたすべての書籍や雑誌、資料、情報に関するものだけではなく、現在ではインターネット上にある情報、電子書籍なども収集し保管することを目指しているそうです。

第二次世界大戦以前の文部省管轄の帝国図書館が、戦後、現在の国立国会図書館に変遷していく経緯などお話いただきました。

 

 国立国会図書館の使命は「真理がわれらを自由にする」という信念に基づいて、日本の民主主義と世界平和に寄与することを使命としているそうです。

さらに、国立国会図書館の組織体制や基本的な役割、資料数などの規模についても教えていただきました。

 次に、「国立国会図書館関西館の概要」をテーマにお話をいただきました。

関西館は奈良学園大学がある関西文化学研都市(けいはんな学研都市)にあります。

現在、さらなる図書館資料の増加を目指して修造書庫の増設を行なっているそうです。

令和4年12月の時点で、和図書約270万点、洋図書75万点が所蔵されており、新聞やその他の資料を含めると、全体で約1800万点が所蔵されているそうです。

特に関西館にはアジア言語資料が多数所蔵されているそうです。

 最後に、「国立国会図書館を利用する」をテーマにお話をいただきました。

先生からは「国立国会図書館は満18歳以上であれば、誰でも利用可能であり、奈良学園大学から身近な場所にあるので、気楽に資料探しなどに利用してもらいたい」と伝えていただきました。

 また、図書館の蔵書や資料については、ウェブサービスを通して自宅などから閲覧することも可能であることも教えていただきました。