8/7オープンキャンパスを開催しました
8月7日(日)、登美ヶ丘キャンパスにて人間教育学部(人間教育学科)、保健医療学部(看護学科、リハビリテーション学科)のオープンキャンパスを開催しました。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、ご来場の皆さまおよび関係者の健康と安全を考慮し、人数限定・事前予約制で実施しました。
各学科では、オープニングに続いて学科説明、入試説明などが行われ、人間教育学科では在学生によるキャンパス紹介や、卒業生による「教員生活1年目の私が感じたこと」と題して、今の学校現場で教員に求められている課題についての教育講演が行われました。
リハビリテーション学科では、特別講演「~寝たきりとなった小田先生の分身ロボットオリヒメを用いた奮闘記~」を開催しました。
小田先生は甲状腺外科医として活躍されていましたが、2019年に神経難病を発症されました。医師であり、母であり、重度障害者でもあるという特性を生かし、人生を楽しみ、たえず夢を持って実現し続けることを目標とされていて、2021年から、東京から遠隔で分身ロボットオリヒメを操作し、大阪府吹田市にある「みんなの保健室」にて健康相談アドバイザーとして活躍されています。
講演では、小田先生の分身ロボットオリヒメをホールに設置し、オリヒメを使うことによって広がった社会とのつながりについてや、理学療法士と作業療法士の働きによって向上した、小田先生ご自身の生活の質などについて語っていただきました。
看護学科では、ミニ講義「看護師の頭の中を覗いてみよう」が行われました。
延命措置などの選択を患者家族が迫られた時、担当看護師として、医師の診断と患者の発症前の思いや家族の気持ちを考慮して、どのような治療方針が患者にとっての最善になるのかを、講義に参加していただいた皆さんとともに考えました。
人間教育学科の小学校専修では、「Globally with ICT~カンボジアの大学生とつながり、交流しよう~」と題して、本学学生がカンボジアに短期研修に行った際に知り合った現地の学生達とオンラインで交流しました。
現地の学生からは、「日本社会で活躍する人材になりたい」などの意見がありました。
この短期研修では、教職を志す学生が、人種・言語・文化の違いを越えての授業体験や、スラムでの炊き出し参加、現地学生と「いのち」をテーマに意見交流を行うなど、多彩なプログラムに挑戦します。
乳幼児教育専修では、「児童虐待の対応について」、国語専修では、「方言からことばについて考えよう」、数学専修では、「スマホで数学を学ぶ」、音楽専修では、「鍵盤楽器を楽しもう!」など、多彩な模擬授業があり、その後、本学学生によるキャンパスツアーが行われました。
看護学科では、赤ちゃんの抱き方を習ったり、シミュレーター人形を使った実際の看護の現場の体験などが行われました。
リハビリテーション学科では、筋肉が痩せないように動かしていく低周波治療器、寒冷療法、レーザー、牽引などの理学療法で用いる器具や、理学療法を行いながら患者の安全を保つための心肺機能を測定する装置、骨格の様子や、そこにどのように筋肉がついているかなどについて紹介しました。
義手や義足の装着の仕方や使い方の紹介、作業療法士が手作りすることもある装具の作り方などを説明しました。
また、三次元動作解析システムや、筋力測定装置をオープンキャンパス参加者の皆さんに実際に体験していただくコーナーも設けました。
各学科では、個別相談や在学生とのフリートークの場も設けました。
オープンキャンパスに参加された皆さんからは、実際の授業で学べることが体験でき、大学の設備を知ることができて有意義な一日になりましたとの声が聞かれました。
次回のオープンキャンパスは、8月21日(日)を予定しています。詳しくはこちらをごらんください。