【人間教育学部】12/17 キャリアDⅡ-授業レポ「税の講演会」
三郷キャンパスで12月17日、奈良税務署から講師をお迎えして、キャリアディベロップメントメントⅡ(担当:人間教育学部岡野聡子准教授)の授業の一環として『税の講演会』を開催しました。
はじめに、本学の西口清治学長顧問によって、講師の奈良税務署の武井俊樹副署長の紹介があり、講演が始まりました。
内容は大学生に対する日本の財政や税金の基礎知識についてでした。
講演時間中、受講生は終始、プロジェクター画面や配布されたレジュメの内容を熱心に聞き入っていました。
講演会の内容の概要
1 日本の財政状況について
日本国憲法第30条の国民の納税義務の話から始まり、令和元年度のわが国の一般会計予算(歳入・歳出)についてグラフを用いて全体的な説明がありました。
わが国では財政赤字が拡大しており、公債発行の増加・債務残高の増大により、現在直面している問題点についての指摘がありました。
2 消費税の概要について
税を何に対して課税するかとの視点から、大きく所得課税・消費課税・資産課税等の3つに分類し、それぞれに対応する税について説明がありました。身近な税としての消費税は、利益(儲け)=所得に対する課税ではなく、利益(儲け)に関係なく課税される税であり、消費税の仕組みは製造業者・卸売業者・小売業者・消費者間の消費税の負担(転嫁)であるとの説明がありました。不課税と非課税、軽減税率制度や高位継承と税金についての解説もありました。
3 国税組織について
税務行政の運営の考え方、国税組織の機構、税務署の主な業務、全国の国税局、大阪国税局管内税務署(83署)、酒類販売(消費)量、査察調査、税務職員など、社会人に重要な事項の解説がありました。
[謝辞]奈良税務署の皆様には、毎年有意義な講演を頂き、学生の今後の勉強・生活に役立つことに大変感謝しています。お礼を申し上げます。