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8/8教職員のための公開講座を行いました

 8月8日(火)、3号館3101教室にて教職員のための公開講座を行いました。
タイトルは「これからの教育現場に求められる算数・数学を使った探究的な学び」です。
小・中・高等学校の教職員の皆様にご参加いただきました。


 講義が始まる前に社会・国際連携センターの善野八千子センター長が挨拶し、「学びの形が変わり、主体的・対話的な学びの形が重視される時代となりました。最新の探究的な学習について学ぶ機会となれば幸いです」と述べました。


 講師を務めるのは、人間教育学部人間教育学科の数学専修に所属する講師、葛城元先生です。講義の冒頭では国際的に見た日本の算数・数学教育の特徴として、算数・数学の学力の平均得点は高いが学ぶ楽しさや実社会との関連を感じる度合いが低く、学習意欲の面で課題があることを紹介しました。


 これらの課題を解決し、現在求められている算数・数学教育に応えるための土台となるのが「算数・数学を使った探究的な学び」です。
一例として、自分好みのティーカップを作るために数学的モデルを応用する中学校数学での取り組みを紹介しました。
また、探究的な学習の先行例を探す方法として電子ジャーナルの無料公開サイトを取り上げました。


 現実の世界と算数・数学を結びつけることが、探究的な学習の第一歩となります。
講義の後半では演習として、「ミウラ折り」を活用した缶模型、使って作成しました。
 「ミウラ折り」は折り紙の手法の一種で、折り目を入れることで素材の強度が増すことや、折りたたみ・展開が容易であることなどから、コーヒー缶や太陽光パネルなどさまざまな物に利用されています。


 参加者の皆様にはあえて最小限のガイドから類推し、実際に手を動かして缶模型を再現していただきました。



正しく折り目を入れた紙をテープで止めて完成です。
缶模型の作成を通した授業は応用性にも優れています。
たとえば小中学生であれば、デザインを楽しむ、合同図形を見つけるなどの授業が可能です。


また高校生であれば、グループワークで缶模型の体積を求める授業への展開できます。

 「子どもたちに身につけさせたいことは何かを意識し、最初はプチ授業で良いので、持続的に探究的な学びを継続していることが大切です」という葛城先生の言葉で講座は締めくくられました。

 その後の質疑応答も活発に行われました。 アンケート結果の満足度では「強くそう思う」が100%でした。「小学・中学と比べて高校数学は現実世界と結びつけることが難しいと思っていたが、様々な実践例を知ることができ、大変勉強になりました。」「参考になった。2学期に活かしたいと思う。」「缶模型の制作、とてもおもしろかったです!来年も楽しい講座、期待しています!」などの感想を頂きました。 ご参加いただいた教職員の皆様、ありがとうございました。